蟻地獄
前回に続き、プレイリーダーひるが見た、プレイパークでの出来事をご紹介します。
釘刺しをやったら地面に穴があいたというところから、蟻地獄を作る遊びになっていました。
スイカを1つ置けそうなくらい大きい蟻地獄でした。
子どもたちは、砂を集めて壁を作り、蟻を捕まえてたくさん蟻地獄の中に入れていました。
作っていた子が、
「壁を高くすると、蟻はここをのぼれなくなるんだよ」
と教えてくれました。
3時過ぎからみんなが帰る直前くらいまで(1時間半くらい?)やっていました。
砂まみれになりながらもすごく夢中になっていていいな〜と思いながら私は蟻地獄とは全く関係なく他の人たちとベーゴマをしていました。
小学生の夏休みって、自由研究が宿題で出たりするけど 、プレイパークにいる子どもたちを見ていると、自由研究しっぱなしです。
ただ遊んでいるように見えても、その「ただ遊ぶ」は、実は研究のようなことをしてることが多いです。
変化が起こり(変化を起こし)、発見があって、また変化させたくなって実験してみて、発見して…の繰り返しをしています。
飽きたり満足したら他のことに目を向けたり、誰かが新しい何かを始めたらそっちに混ざってみたりしてます。
なぜだかわからないけど追究してみたくなる興味が自然と見つかる場所って素敵です。
プレイリーダー ひる
生きていくって、探究の連続です。大人になっても。
それを遊びから経験していけるって素晴らしいことだと思います。
誰にやらされているでもない、ドキドキわくわくの探究で溢れた情景が、プレイパークだけでなく、どこにでもある、ありふれた日常になるように願わずにいられません。